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ワルイ沢遡行(2010.8.29)

column ワルイ沢遡行(2010.8.29)

 暑い時期は沢登りに限る。異常気象で残暑厳しい中、城整山の会メンバー5人で秋田宮城の県境にある虎毛山近くのワルイ沢へ行ってきた。この山塊の岩盤はヒトカタマリになったナメが連続している。沢の水で樋状に削られ、淵も丸くえぐられている。1カ所だけ、くの字状の大きな滝があって高巻きを強いられが、ほとんどの滝は小さく気持ちよく越えていける。今回は新人1人入っての山行だったので、ザイルを余分に準備していたが使用する事はなかった。さすがに日差しは強かったが、沢の中は木漏れ日となって程よく干渉され、沢の水音とともに心地よく体に響いてきた。日頃の仕事疲れは一気に吹き飛んでしまう。最後のツメは笹竹の薮だ。15分程度で夏道に突上げるが、これも慣れないとなかなか疲れるだろう。新人Fはガッツがあるようで弱音は吐かなかった。夏道でいつものヨーグルトシャーベット。運び上げるのも大変だが、皆に喜んでもらえるのでやめられない。この作り方はいたって簡単で、前日から凍らせたプレーンヨーグルトとブルーベリー、ラフランスの缶詰を蜂蜜とかき混ぜるだけ。保冷袋に入れていくが、作る時には程よく融けてシャーベット状になっている。暑い時には最高のデザートだと自負している。下山には別のカニ沢を下ってきた。ここはまるで舗装された道路のようだった(写真上右)。標高850 mから750mまで切れ目なく連続した素晴らしいナメに感動。地元の人がよくここまで整備したねというデタラメな話を新人は信じてしまった。下山後は創業明治22年という秘湯湯ノ又温泉に入り、途中108号線にあるお店の稲庭うどんに舌鼓を打った。

記事の投稿日:2010年08月29日


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