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自転車ライフの勧め(2010.10.3)

column 自転車ライフの勧め(2010.10.3)

僕が自転車に乗りたいと思ったきっかけは、2008年にNHKで放送された『男自転車ふたり旅 イタリア1200キロを行く』です。俳優の蟹江一平さんと猪野学さんが、イタリアのアルプスのふもとから出発、晩秋に色づくイタリアをローマまで1200kmを自転車で駆け抜けたのです。まっすぐに延びるイタリア大地の中にとけ込んでいく彼らの眼に涙が光っていました。地中海沿いの漁港や田園地帯、中世の町フィレンツェなどに立ち寄り、イタリアの文化と歴史を体感しながら地元の人々の暮らしにも触れ合います。ローマにたどり着いて抱き合って感涙するところは、一緒に一つの事をやり遂げたという感動がありました。これからは自転車だなと直感しました。
 それから2年、やっと自転車を始める事ができました。城整山の会のS隊員がヒルクライムをすでにやっていたので、すんなりと始められたのです。自転車は荷重関節に負担がかからないので、膝や股関節に不安のある方や肥満の方にもってこいです。ジョッギングと違って移動距離が大きく風景の移り変わりがあるため飽きずに運動を継続できるのです。自分の体験からもダイエットにもよし腰痛対策にもよしと言う事なしです。いつの日か北イタリアやどこかヨーロッパの自転車ツアーに行ってみたいものです。 
 最近仙台でもパリで行われているヴェリブのような自転車貸し出し乗り捨てシステム導入の試験を始めるようです。非常に歓迎すべき事です。ただ自転車専用道路の整備が中途半端です。歩道にただ線を描いただけのものもあり、逆に非常に危険ですね。仙台駅東口の楽天自転車ロードのような専用道路の整備を期待します。それと同時に、以前車道だった一番町通りを歩行者専用にしたように、繁華街周辺の道路を歩行者専用に転換し、健康都市仙台をさらに進めてほしいものです。

記事の投稿日:2010年10月03日


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