2016年あけましておめでとうございます
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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今年も例年のごとく『どんと祭はだか参り』に参加してきた。開業以来14回目になる。今年は木曜の手術日であったため17時までには手術を終了し、職員の作ってくれた豚汁で身体を暖めてからの出発だった。昨年は点火時間に大崎八幡宮に間に合うよう目論んだが、到着時には渋滞で、石段の下まではだか参りの行列になっていた。その後も遅々として進まず、社殿までたどり着いても尚、奥にはディズニーランドのような長蛇の列であった。2時間以上待ったであろうか。身体の芯まで冷えきってしまった。そんな誤算もあって、今年は逆に遅めに出る作戦にでた。18時半出発。寒いながら幸いにも風が全くなく、例年よりは辛くはなかった。19時という時間帯のせいか一般参拝客もやや少ない感じがした。大崎八幡の石段にかかると、係員が一般参拝客を左によせてくれて参道が開けた。気持ちよく階段を踏みしめながら上がっていった。当院に通院している患者さんから『せんせーせんせー』と声をかけられ、感謝の気持ちで会釈した。はだか参り中は含み紙をくわえておりしゃべってはいけないのだ。社殿の奥には3団体しか待機しておらず、程なく祈祷の儀式をしていただいた。続いてどんと祭の『御神火』の周りをゆっくりと1周する。冷えきったからだが少し温められる。これで心身も清められ、今年も1年間無病息災で過ごせそうだ。大崎八幡の裏に待機しておいた車に分乗し、ホテルモントレの最上階の温泉へ向かった。身体の芯まで暖まったところで、今度はお決まりの文化横町『八仙』で餃子をこれでもかというくらい食べまくった。
翌日も通常通りの外来だったが、御陰さまで待合室は患者さんでいっぱいだった。大学病院並みの待ち時間と酷評されているが、簡単な疾患でもしっかりと診察し治療を行うことを心がけているため、一人一人にかかる時間を短縮することは難しい。幸いなことに4月から医師1人が増員予定なので、夏頃からはこのような激混み状態は緩和されると予想している。
私は、技術だけではなく、人でも選ばれるようなクリニックにしたいと考えている。この複雑で不安な世界情勢の中、さまざまなニーズがある。これらにきちんと答えていく責務が私たちにはあり、地域密着できめ細かいサポートをしていかなければならない。患者さんに心を砕き、信頼されるようなクリニックにしていきたいと常々職員とともに心がけている。
記事の投稿日:2016年01月24日