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日本のPCR検査は1024倍の誇張(田中宇コラムより)

column 日本のPCR検査は1024倍の誇張(田中宇コラムより)

フランス・マルセイユの研究所が、この方法でPCR検査の真の陽性の比率を調べたところ、

25サイクル:70%(偽陽性30%)

30サイクル:20%(偽陽性80%)

35サイクル:3%(偽陽性97%)だった。

この調査では、35サイクルでも偽陽性が97%なので使い物にならない。PCR検査は25サイクル以下でないとダメだという話になる。

http://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1491/5912603

別の分析者(Niels Harrit)は、マルセイユの研究は高いサイクルの部分の根拠が薄い(調べた検体数が少なすぎる?)と主張し、現実的なところは、

25サイクル:偽陽性20%、

35サイクル:偽陽性50%

だと言っている。こちらが正しいにしても、偽陽性が半分では使い物にならないので、PCR検査は30サイクル以下でやるのが良いという話になる。

「PCRは30サイクル以下が良い」というのは、多くの専門家の常識のようだ。

日本や米国の多くのPCR検査は40サイクル、英国は45サイクルである。どうみても陽性と判定された人のほとんどが偽陽性だ。

40サイクルは、30サイクルに比べて2の10乗=1024倍の誇張だ。

記事の投稿日:2021年04月24日


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