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開業5周年(2007.5.6)

column 開業5周年(2007.5.6)

お蔭様でこの5月で5周年を迎えることになりました。

 

昨年8月に移転し、手術リハビリの可能なクリニックとしての機能も整備され、今年4月からは佐藤医師が加わり更に充実した医療を提供できることと思います。

仙台整形外科の佐藤院長が言われているように、私たちは患者さんを物を売る商売相手としての”お客様”としてではなく、共に病という同じ山頂を目指すザイル仲間のような存在と考えています。

 

私たちは専門知識を駆使していくつかのルート(治療法)を提案します。

患者さんに合ったルートを選択し、いかに安全に頂上に達して無事下山できるかに専念します。

選択したルート上では患者さん自身の努力も必要で、自力で歩かなければなりません。

そして山頂を極めた喜びを互いに分かち合うのです。しかし時には患者さんの体力や周囲の状況によって、目標に達することができずに撤退する場合もあります。また安全を心がけ細心の注意を払っていても、不慮の事故が起こるかもしれません。

 

当院で専門としている上肢・手の外科領域では、外傷などで受けた機能障害をいかに最小限にとどめるか、いかに元に近い状態へ回復させるかが主な治療上のポイントとなっています。

手術の良し悪しが機能回復に影響するのは言うまでもありませんが、手術が全てではありません。術後のリハビリが最も重要です。それに関わる患者さん自身の努力も必要となります。その全てがかみ合ってこそよい機能回復が得られ、元の生活へと復帰していけるのです。

 

このように医療従事者は患者さんと向き合い、 患者さんから学び、患者さんと共に成長し、治っていく喜びを共有しています。 さあ、あの美しい山を目指して共に歩こうではありませんか。

記事の投稿日:2007年05月06日


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