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75歳世界最高年齢でのエベレスト登頂(2009.2.4)

column 75歳世界最高年齢でのエベレスト登頂(2009.2.4)

先日プロスキーヤーの三浦雄一郎さんとお会いする機会を設けていただきました。皆さんもご存じのように、三浦さんは昨年世界最高峰のエベレスト(8,848m)に75歳という年齢で登頂し、ギネスブック記録を塗り替えました。さぞかし強靭な体力が備わった鉄人だからだろうとうけ流してしまうところですが、実際は違っていたのです。

6年前、三浦さんは身長164㎝、体重86㎏とメタボ体型で、高血圧、高脂血症、糖尿病と生活習慣病の宝庫。運動不足から高さ500mの裏山すら登れないくらい体力が落ちていたのです。しかも今回の登頂の直前には不整脈の2度目の手術を受けています。でもエベレスト登頂という目標が決まると、三浦さんは飲み放題食い放題の食生活を改善し、運動も習慣化していきました。いったん最低レベルまで落ちてしまった体力は、運動開始とともに徐々に回復していきました。体重こそ79㎏とやや重量オーバーですが、今回の記録達成となったのです。

三浦さんいわく、生きがいを持つことだと。人生いくつになっても夢をもち続けるということです。それに向かう気持ちこそが、この高齢化社会を健康に元気に生きていく術なのです。エベレスト登頂なんていう大それた目標でなくともいいのです。皆さんそれぞれに合った目標や夢を持つということです。

三浦さんは80歳で再度エベレストを目指すそうです。何と勇気づけられることでしょう。人生まだまだです。まず希望を持って生きていこうではありませんか。

(写真は三浦雄一郎さんを囲んで院長・婦長・煌煌スタッフ)

記事の投稿日:2009年02月04日


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