昨夜は城整山の会メンバーTの大阪転勤の送別会だった。せっかくいい山仲間の関係が築かれてきたというのに、非常に大きい痛手だ。出会いがあれば別れもあるのが世の常。しかし離れていても絆は続く。
　思い起こせば4年前、早池峰の沢登りに行ったのが最初だった。自分より2歳年上なのに体力がスゴい事に驚かされた。しかも人懐っこく思いやりがあった。鳥海山の麓に育ち、小学生の時には通学往復3時間だったとのこと。冬には学校に寄宿した経験もある。育った環境というのは体力や性格に大きく影響する。以来Tさんは野人と呼ばれるようになった。
　今日はTさんの送別山行で蔵王刈田岳へ行く事になった。天気はいまいちではあったが、ワカンとスノーシューでの山頂ピストンを無事終えた。他にも山スキーなどの登山者も結構入山していたが、機動力では我々の方が上手だった。ガスがかかってお釜も見えない中、記念撮影をして駆け足で下山してきた。
　いつものように遠刈田温泉街のベルツというソーセージのお店で昼食を摂り、三次郎で露天風呂を満喫して帰ってきた。Tさんとはしばしの別れ。2年後にはヨーロッパアルプスへ伴に遠征に行く事を誓い合った。定年まであと9年間、大阪での勤めを無事全うして欲しい。