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八甲田スキーツアー(2015.4.19 – 20)

column 八甲田スキーツアー(2015.4.19 – 20)

 青森に赴任になったE隊員の慰問も兼ね、涌谷で開業しているO隊員とともに青森を訪れた。新幹線“はやぶさ”を使うと1時間半くらいで着いてしまう。日帰りも可能だ。新青森駅からタクシーでホテルへ直行。E隊員と久しぶりの再会の握手を交わし、ホテル近くの居酒屋で早速懇親会。3人目の赤ちゃんも生まれたばかりとのことで、同じ“時(とき)”を生きる友が、遠くはなれたこの土地で着実に自分の人生を確率していることに頼もしさを感じた。  翌朝8時ホテル出発。ゴンドラ駅に9時には着いたが、臨時便が既に運行されていた。連休前だが天気もいいしそれなりのスキー客がいる。2年前、来た時には、スキーツアー終点からのシャトルバス運行が中止になっていた。そのためタクシーを利用せざるを得なかったが、今回は安心してスキーができる。  ゴンドラ終点から鞍部まで少し下り、赤倉岳までスキーでハイクアップ。風は少し強いが、雲もほとんどない快晴だ。途中振り返ると、銅像ルート方面前嶽の左に青森湾が見下ろせた。これだけの天気もあまりないだろう。ゴンドラにはかなり人がいたのだが、2~3パーティーしか赤倉岳には上がらないようだ。我々3名はさくさくと稜線を上がっていった。さすがに稜線は風が強い。左は爆裂口で急峻な断崖になっているので慎重に進む。それにしても今年は雪がかなり少ない。2年前の5月連休時期、稜線付近は雪で覆われていたが、今年はハイ松が露出している。  さあこれからが本番。樹林もない滑らかな雪面が延々と続いている。南東面は風もなく穏やかだ。小岳を右前方に見ながら、箒場岱滑降コースを滑走開始。他には誰もいない僕たちだけの世界。白い雪面にシュプールを自在に描いていく。スキー板がとられるほど雪は硬くはなく、心地よい風を受けながら下っていく。途中木陰で一本休止。O隊員がコーヒーを沸かしてくれた。山の煎れたてのコーヒーはうまい。コンビニで買ったお弁当を食べ、久しぶりの山の中でのひとときを楽しんだ。ここからは平坦になって樹林帯に入る。木に取り付けられたナンバープレートをたよりに滑っていく。終点の茶屋でうどんを食べた。  シャトルバスに乗って、またゴンドラ駅まで戻る。O隊員は大腿四頭筋がもういっぱいいっぱいになってしまい、車を八甲田温泉までまわして待機してくれることになった。E隊員と二人、ゴンドラに乗り込んだ。今度は最初の登りもほとんどない八甲田温泉ルートだ。沢と尾根越えがあって少しルートファインディングを要した。1時間もかからず降りてしまった。  新しく建て直した八甲田温泉。気持ちのいい露天風呂だった。ずっと温泉につかっていたかった。車の中で帰りの新幹線の予約をした。本当に便利になったものだ。あとは仙台まで寝ていくだけだ。

記事の投稿日:2015年05月05日


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