コロナは単なる風邪?(田中宇コラムより)コロナ発生前後での死者総数に変化なし
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結局のところ、新型コロナはどんな病気だったのか。コロナで多くの人が死んだのに、それをでっち上げだというのか、と怒る人もいるだろう。実のところ、コロナで多くの人が死んだのかどうか怪しい。
米ジョンズホプキンス大学の研究者(Genevieve Briand)は昨年末、米政府のCDCが発表する統計資料を使い、米国の高齢者の死因別の死者数を、コロナ発生の前と後で比較したところ、死者の総数にほとんど変化がなく、新たに発生した分であるコロナの死者数が、コロナ以外の死因の死者数の減少分とほぼ同じだった。「コロナによる死者が、死者の総数を増やした」という常識的な見立ては間違いだった。コロナの死者は、他の死因の死者を減らす形で出ている。
https://campusreform.org/?id=16463
Johns Hopkins newspaper removes study examining COVID death rate
この現象は「死因がコロナと診断された人のほとんどが、他の原因で死んだ人の死因をコロナと誤診した結果だった」と考えるのが最も自然だ。コロナ危機が始まったばかりの昨年2月ごろ、米金融界の分析者は「これから増えるコロナによる死者のほとんどは、他の病気で死ぬべき人がコロナによる死と診断されるだけで、人類全体の死者数はほとんど増えない」と予測的に看破していたが、それが正しかったことを感じさせる。米国の病院は、コロナによる死者が出ると政府から補助金をもらえるので、別の死因の人をコロナで死んだと診断し、もらえる補助金を水増ししてきた。米政府もコロナ危機を誇張したいので、喜んで補助金の水増しを黙認した。コロナ危機はこうして誇張されてきた。
MAGIC: Seasonal flu doesn’t exist anymore, only Covid-19, according to CDC and MSM
ジョンズホプキンスでの研究は、こうした誇張の構図を示唆する大事なものだった。しかし、大学新聞に掲載されたこの研究報告について、大学新聞の編集委員会は「コロナは大したことない病気なんだという間違った認識を広げてしまう危険なもの」とみなされて削除されてしまった。危機の誇張が奨励されるだけでなく、誇張を指摘する正しい報告書が「危険な間違い」のレッテルを貼られて削除される言論封殺が、コロナ危機のとんでもなさであると書いたが、ジョンズホプキンス大学の事態はその象徴だ。「裸の王様」の寓話で、王様は裸だと正しい指摘をした人が排除ないし無視されるのと同じ構図だ。世界的に大学や学術界の多くが、しだいに人類にとって有害な、とんでもない存在になっている。
Johns Hopkins student newspaper deletes, then retracts, article on faculty member’s presentation about COVID-19 deaths
「コロナで死んだ人はほとんどいない」というのが正しい指摘だろう。人をほとんど死なせないコロナウイルスとは、つまるところ「風邪」である。コロナ危機で死者の総数がほとんど増えていないことは同時に、よく言われている「コロナより都市閉鎖の方が、他の病気で病院に行きたい人が行けなくて悪化して死ぬな
ど、死者の増加につながる」という説も、統計に反映されていないので間違いだということになる。謎は残るが、コロナでどんどん人が死んでいる、という「常識」は否定されるのが妥当だ。
https://www.bmj.com/content/370/bmj.m3563
Covid-19: Do many people have pre-existing immunity?
スウェーデンでは、子供や教師に対するコロナの脅威は低いという、学校を閉鎖しない方が良いことを示唆する研究結果を発表した大学教授(Jonas Ludvigsson)が、大量の誹謗中傷を受けてこの研究の中止を発表する事態も起きている。これも、正しい指摘をする人がひどい目に遭うコロナならではのとんでもなさだ。
スウェーデン政府は、この誹謗中傷は学問の自由の侵害だとして教授を擁護する動きをした。
Sweden Moves To Protect Academic Freedom After Professor Quits Covid Research Due To Harassment
コロナが大した病気でなく、高サイクルのPCR検査が偽陽性(感染していないのに感染したと断定される人)を大量に発生させているとなると、そもそも新型コロナなる病気が今も存在しているのとかどうか、という疑問になる。これについての私の見立ては、最初の発生から月日が過ぎるほど、新型コロナの病気としての重篤性が下がりつつ、今も人類の間にわずかに存在しているのでないか、というものだ。2002年に流行したコロナウイルスのSARSは、広東省で発生して周辺諸国にも広がった数カ月後に忽然と消えたが、これはウイルスが全く消えてしまったのでなく、発症時の重篤性が大幅に下がり、感染しても軽症で終わる、もしくはウイルスが咽頭に付着しても細胞内に入り込む感染をする前に自然免疫に撃退されて終わるようになったので、病気として消えてしまったのだと考えられる。
今回の新型コロナも、同様の流れになっている可能性が高い。病気として消えてもウイルスは社会に存在しているので、PCR検査で真の陽性になる人が時々出てくる。
https://tanakanews.com/200617corona.htm
新型コロナはふつうの風邪の一種?
コロナが風邪の一種なら、ヒトの身体としては汎用的な自然免疫で治す病気なので、ワクチンを接種して個別の免疫を作っても、身体の方が「これは要らない」と考えて残存させず、数カ月ぐらいで個別の免疫が消え、何度もワクチン接種をしなければならないという、製薬会社を儲けさせるだけの話になっていく。
https://medicalxpress.com/news/2021-02-people-naturally-armed-sars-cov-.html
Most people are naturally armed against SARS-CoV-2: study
記事の投稿日:2021年04月24日