ワクチン接種後副作用
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ワクチン接種後に体調が悪化した患者さんが、私のコラムを見て受診される方が出てきた。どこの病院に行っても親身になって診察してくれるわけでもなく、心因反応と決めつけられてしまい、ワクチンの副作用であることはのっけから除外されている。医者のほとんどはワクチン信者であるから仕方ないのかもしれない。今係争中の子宮頸がんワクチンもそうでした。
Aさんは、ワクチン一回目接種後全身倦怠感がしばらく続いた。それでも二回目摂取したところ3週ほどして狭心症になった。救急搬送されて心血管造影など行われたましが、明らかな異常は発見されず、3-4日で退院。主治医にも血液データにも何の異常もなかったし、狭心症になった原因はわからないと言われたとのこと。
Bさんは、ワクチン接種した直後から両手足の痺れと疼痛が出現し、四肢の血管が浮き上がるようになった。5分も立っていられなくなり、仕事は休まざるを得なくなった。動くと足の血管がドクドクするように浮き上がり、すぐ疲れてしまう。現在、症状は軽減してはいるものの、全身倦怠感が常にあって日常生活もままならなくなった状態が続いている。
mRNAは本来翻訳されればすぐ分解されますが、このワクチンの場合、偽ウリジンmRNA構造に置換されているため、すぐには分解されずどれ程の期間細胞内に留まるかわからないのです。つまり、長期間にわたってmRNAワクチンが体内に残留し、大量のスパイクタンパクを生産し続ける可能性が指摘されています。またmRNAワクチンが、逆転写されてゲノムに取り込まれる可能性もあります。その場合には他のタンパクと融合してガン化を促進する可能性もあり、一生スパイクタンパクを生産し続けることも考えられます。それをストップさせる方法は現時点では存在しません(荒川央下記)。
https://note.com/unida/n/nb5eac6d0378b
スパイクタンパクは人体に高い毒性を持っています。血管内皮細胞を障害するものです。これによって血栓の原因になります。Aさんの場合には、一時的に狭心症は回復はしましたが、Bさんの場合には、全身の血管に障害が出てしまったものと考えられます。
このような毒性を一刻も早く排除する必要があります。現時点では明確な対処法はありませんが、オートファジーがいい対処法ではないかと考えています。オートファジーとは、オート(自分)をファジー(食べる)という意味。2016年に大隈良典先生がこのメカニズムを発見してノーベル賞を受賞しました。人体に数十兆個ある細胞の一つ一つの中でも、古くなったタンパク質や異物などのゴミを集積して分解し、分解してできたアミノ酸で新しいタンパク質合成するシステムです。この分解に関わる機能がオートファジーです。飢餓や断食、食事制限でこのオートファジーが活性化されます。最も取り入れやすい方法は、『腹八分の食事』です。日頃の食べ過ぎが健康に最も悪いということです。また16時間断食(ファスティング)を行うことが効果的です。これによってデトックスも期待され、がんや神経疾患の予防にもなると考えられています。実際には朝食を抜くことです。お茶などの水分摂取はかまいません。昼食と夕食は通常に摂取します。私は起床時に、レモン水と酵母入りりんご酢の白湯を飲み、抹茶をたてて飲んでいます。
また、グルタチオンが解毒にいいとされています。グルタチオンは、細胞に含まれる主要な抗酸化物質で、細胞の損傷から守ってくれます。また免疫細胞を守るだけではなく、直接的抗ウィルス作用もあります。免疫系のバランスを調整し免疫機能を高めてくれます。また細胞タンパク質の生成、DNAの合成と修復、細胞酵素の活性化にも関与しています。さらにグルタチオン解毒作用があります。体内に存在する最も効果的な解毒剤です。不要な毒素、汚染物質、化学物質、重金属、薬剤代謝物に結合し、尿や消化管を通じて排出します。
グルタチオンを増加させるためには、グルタチオンのサプリメントでは効果がなく、食事から摂取することです。グルタチオンは、グリシン、システイン、グルタミンの3つのアミノ酸が結合したペプチドです。システインを含む食品摂取が効果的です。ブロッコリー、カールスプラウトなどのアブラナ科の野菜、ニンニク、玉ねぎなどの硫黄を含む野菜です。グルタチオンの構成アミノ酸であるシステインのサプリメント(NAC)は効果あるとされていますが、現在売り切れ状態です。やはり食事から摂取が最もいいと考えられます。
他の方法としては、グルタチオンの材料がホエイプロテインには揃っています。ホエイプロテインにはシステイン含量が多いのです。1日20g摂取するだけで血中グルタチオンが上昇することも確認されています。アボカドにはグルタチオンも含まれており、ホエイプロテインと一緒に摂取することで高い効果が得られます。
また、緑茶4杯/日を8週継続するだけで、大幅にグルタチオンが増加したという報告もあります。
ワクチンによる副作用の対処法の一つは以上ですが、日頃の健康を守る上でもこのような食生活をするといいと思います。
記事の投稿日:2021年11月07日