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脱原発(2011.4.23)

column 脱原発(2011.4.23)

 2004年に公開された“東京原発”という映画が今you tubeで話題になっています。原発を作る事の愚かさを訴えた作品で考えさせられるので是非ご覧いただきたい。
 ( http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=oIRSk45ea0Y )
(01~08まで各15分です)
 全国の9電力会社ができてから58年。全国には原発が54基。CO2を排出しないクリーンなエネルギーと国民を騙し、電気を作った後に残った放射性廃棄物(死の灰)はなんと、広島原爆の120万発分だという。それがこの唯一の被爆国で非核3原則を謳っているはずの日本に今存在しているのです。情けなくそしてとても恐ろしい事です。
 地球温暖化の悪玉とされてきたCO2は植物の生育に絶対なくてはならないものなのに対して、死の灰はこの地球に絶対あってはならないものなのです。低レベル放射性廃棄物でさえ300年管理しなくてはならないそうです。高々創業60年の電力会社が管理し続けられるのですか。それを青森の六ヶ所村に押し付けていいのですか。300年後にはその村の誰が管理しているのでしょう。民主党だって自民党だって存在しているとは思えませんし、日本国もどうなっているか分からないのに管理を継続する責任はどうなってしまうのでしょう。更に高レベル放射性廃棄物は100万年管理しなければならないそうです。100万年ですよ。それを地下に埋めてしまえばいいなんて事を恥ずかしくもなく力説している原発推進者の方々もいましたね。100万年後も安全だと発言できることそのこと自体が無責任ですね。恥を知って欲しい。そもそも人類の英知を越えて廃棄すらできない死の灰をこの地球上で作り出し蓄積して良いのでしょうか。このままではこの美しい地球が消滅してしまうことでしょう。
 ドイツのメルケル首相は9年前、代替エネルギーの普及が追いついていないとして原発の稼働延長に大きくかじを切ったばかりでしたが、福島第一原発の事故を受けて、「われわれはできるだけ早く原発を廃止して再生可能エネルギーに移行したい」と述べ、 風力や太陽光などの再生可能エネルギーの普及に向けた議論を加速させる方針を示しました。先進国で唯一原発のない国、イタリアのベルルスコーニ政権は、エネルギー不足を補うため進めてきた原子力発電所の新たな建設計画を、無期限で凍結する方針を明らかにしました。
  もうこれ以上危険な事はやめましょう。これからは脱原発しかありません。これを読まれた方、無関心で何も発言しないのは原発推進に賛成しているのと同じ事です。目覚めましょう。そして皆で訴えて行きましょう“脱原発”と。

記事の投稿日:2011年04月23日


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