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苗場・雁ケ峰スキーツアー(2013.3.30-31)

column 苗場・雁ケ峰スキーツアー(2013.3.30-31)

 3.30土曜夜に越後湯沢入りした。実はその日の昼間は当院職員の結婚式だった。結婚式なんてもう何年ぶりだろう。祝辞を頼まれたのはいいが、着る服がなかった。というのも、運動を始めてから13kgも痩せてしまったので、以前買っていた高級なスーツもダボダボになって着られる状態ではない。礼服は丁度昨年作り直したので、おしゃれなネクタイと胸ポケットのチーフを買い足して、事なきを得た。家に帰って山服に着替え、17時22分の新幹線に乗った。2時間ほどで越後湯沢に着いてしまうというのは、昔では考えられないことで、同じ日に全く別のことをやって、全く離れた場所にいるという事が、また楽しく思えた。

 城整山の会のメンバーT隊員、E隊員と駅前の居酒屋で、明日の行動を再確認した。残念なことに天気予報では60%雨となっていた。日本列島をちょうど挟むように2つの高気圧が配置している。その谷間に天気図上、前線はないが、気圧の谷になって雲が発達しやすい。午後にはその谷間に低気圧が発生して、更に天気が悪化するようだ。何とか天気が崩れないうちに下山したいものだ。

 3.31日曜朝は曇り空で、山の稜線は全く見えない。タクシーでかぐら・みつまたスキー場へ向かった。7時半にロープーウェイがスタート。リフトを乗り継ぐが、依然上空は雲に覆われている。しかし雲の切れ目から、陽の当たった稜線がわずかに望めた。上に上がれば晴?一縷の希望を持って第4リフトに乗り込んだ。と間もなくリフトは雲の中に入ってしまい、前後のリフトも見えなくなってしまった。風はほとんどない。リフト終点に着くと、何と雲海の上に飛び出た。高曇りではあるが、太陽が出ている。心が踊った。更に第5リフトに乗ろうとするが、まだここから上はクローズされている。しかもリフト係員から登山計画書は出しましたかと、しつこく注意された。2-3週間前、この周辺で遭難事故が相次いだらしい。皆ぴりぴりしていた。9時第5リフトが営業開始し、行動開始だ。他にも15名ほど同じルートを滑るらしく、ちょっと興ざめだったが、やはり中央に近いクラッシックなルートだなと再認識した。山スキーにシールを貼って、登高を始めた。

 本当に久しぶりの雪山。この冬はマラソン三昧だったからだ。足底に踏みつける雪の感触がまた楽しかった。春山特有の腐り気味の雪をググッと踏みつけ、いくつかのピークを越え、霧ノ塔(1993m)へ立った。少し風が出てきた。ここから雁ヶ峰までスキー滑降だ。スキーシールを外した。T隊員はスノーシューのため頑張って歩いてもらう。木もまばらで気持ちのいい雪原が広がっていて、自由気ままに滑った。夏道はないため、積雪期しか入れない奥地。そう考えただけで嬉しくなる。子供のようにはしゃいでしまう。やや雲も厚くなってきたが、まだ視界は良好だ。沢筋を越えて対岸の稜線に上がった。かぐら・みつまたスキー場が見下ろせた。雁ヶ峰への少しの登りは、シールを貼るのも面倒で、スキーをかついで登った。そこで大休止。昨夜大宮駅で買っておいた牛飯弁当を食べた。山で駅弁というのもまた楽しい。この方式はS隊員がやりだしたものだ。意外性があって面白い。しかも美味かった。雲海が沸き上がり、ゲレンデはまた雲の下になった。腹を満たしてまたスキー滑降。今度は少し木が多くなってきた。地形を確認し、方向を見定めて慎重に滑り降りた。最後は地図の読図も難しい平坦に近い複雑な地形になってしまい、GPSを多用してスキー場へ飛び出した。14時、ゴンドラに乗り込む時には小雨になっていた。

記事の投稿日:2013年04月10日


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