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イタリア自転車紀行(2)

column イタリア自転車紀行(2)

 参加者全員初めてのイタリア。地理的に不案内なばかりでなく、海外を自転車で行くという計画そのものにも不安があった。最初の2日間だけレンタカーで伴走してもらう人員を確保した。確かにあまりにも唐突で無鉄砲な計画だった。今まで日本国内でもそのような自転車旅行をしたことがないのだから。伴走車があることで、ナビゲートしてもらうだけでなく、余分な荷物の搬送や水分補給などもやってもらえて非常に助かった。彼なしではとても行けなかっただろう。しかし残念ながら彼は仕事のため、途中で日本へ帰国することとなる。
 ヴェネチアから最初の中継地であるフェラーラまで130KM。ヴェネチアから郊外へ出るまでが大変だった。まだ街中なので、伴走車が自転車と同じ速度で走る訳にも行かない。『次の交差点を左折してしばらくまっすぐ進んでください』などと指示し、車を先回りさせて待っていなければならない。また車の数も多い上に、何と言っても右側通行なので、交差点を曲がる時には錯覚して対向車線に入ってしまいそうになるから非常に危ない。少し郊外へ出ると、ヨーロッパ特有の信号機のない回転式交差点になる。交差点の先の自分の進むべき方向を確実に決めていないと、もう1周させられるはめになったり、車と接触したりする危険もありヒヤヒヤものだった。しかしさらに郊外へ出てしまえば車もほとんどいなくなり、ほぼ1本道を進むだけとなるので、緊張は解けて景色を楽しみながら進むことができた。
 水分補給と休憩のため、名前もわからない小さな町に立ち寄ったが、コンビニのような便利なお店がある訳でもなく、自動販売機すらない。昼過ぎの町中だというのに人影もなかった。昼寝の時間か。ようやく見つけた老人にスーパーマーケットのような店がないか聞いて、やっとのことたどり着けた。同行した一人が何とイタリア語を4ヶ月間勉強していたのだった。とりあえずの会話は可能だったのだ。拍手!イタリアは田舎へ行くと英語は全く通じないのだ。スーパーへ入ってみたが冷えたミネラルウォーターすらなく、ドリンク類は全て常温のまま置いてあった。原発を推進するつもりは毛頭ないが、イタリアは原発が無い国なのだ。電気消費量も日本とは比べ物にならないくらいなのだろう。逆に日本は何と無駄に電気を消費しているのだろうと考え込んでしまった。確かに自分が子供の時、電気消費量といったら微々たるものだっただろう。いつからこんなに消費するようになってしまったのか。そんなことを考えているのに、ついつい冷房の効いたエンジンかけたままの車の中で休憩してしまっていた。

 

( つづく → )

記事の投稿日:2014年11月03日


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